流れを失ったG大阪はここから一気に崩れるかと思われたが、献身的な守備と運動量を武器に反撃を試みる。すると、後半19分だ。右サイドハーフの森田将光(2年)がドリブルで右サイドを打開。グランダーのクロスは阻まれたが、こぼれ球を拾ったFW岡本陽向(3年)が押し込んで再びリードを奪った。

 その後も集中力を切らさず、粘り強い守備と強度の高いプレッシャーで相手の攻撃を跳ね返したG大阪。最終盤に200cmの大型FW・木吹翔太(2年)を投入してきた広島にパワープレーを繰り出されたが、ここも慌てずに対応して得点を許さない。最後までリードを守り切ったG大阪がベスト8進出を決めた。

 (文・写真=松尾祐希)

▽第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会