同点弾をマークしたFC東京U-18のDF永野修都(写真=志水麗鑑)
序盤からG大阪ユースがボールを保持し、ゲームの主導権を握る。MF10宮川大輝(3年)が攻撃の組み立ての中心となれば、8分にはFW24安藤陸登(2年)がドリブルから強烈なシュートを打った。
さらにFW安藤は15分、神出鬼没な動き出しで相手DFの背後を突き、またしてもパンチあるショットで相手ゴールを脅かす。準決勝のファジアーノ岡山U-18戦で決勝弾を奪っただけあって、ファイナルの舞台でも勢いを感じさせた。
するとFW安藤は26分、FW17天野悠斗(2年)からのパスを受け、素早く右足を振り抜き先制ゴールをゲット。スピーディなフィニッシュからシュートコースまで、素晴らしい一撃だった。
一方のFC東京U-18は、出足の鋭いチェイシングで対抗。攻めに転じれば速攻で相手ゴールに迫る。そして28分にはFW9山口太陽(2年)が右サイドのDF24金子俊輔(2年)からのクロスを頭で合わせ、同点弾を決めた。
後半に入っても、G大阪ユースは依然としてポゼッションサッカーを貫く。50分にはペナルティエリア手前のこぼれ球に反応したFW天野が、惜しいシュートを放った。
膠着状態のなかでもG大阪ユースは、丁寧にパスを回してゲームをコントロール。攻撃から守備への切り替えも早く、徐々にチームパフォーマンスは上がった。
▽第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会