横浜のDF山本楓芽は攻守で攻守で奮闘(写真=多田哲平)
すると31分、敵陣中央でボールを拾った右SBのDF3今津壮介(3年)が左足を振り抜き、鮮やかなミドルシュートをゴール左上に叩き込んだ。
先制した秦野はその後、負傷者が出て一時的に数的不利になった影響もあり横浜に押し込まれるも、前半を無失点で終える。
そして後半に入ると、すぐに秦野が突き放す。37分、右CKのこぼれ球に反応したMF5田淵湊翔(3年)がダイレクトシュートを突き刺して加点。大きな2点目をもたらした。
ところが終盤に猛攻を受ける。70分にFKからFW20藤田雄大(3年)にヘディング弾を決められて1点を返されると、俄然追い上げムードとなった横浜に立て続けにビッグチャンスを作られた。
それでも70+3分のロングシュートはゴール上部のバーに救われ、70+6分のFKはGK12柏木悠吾(1年)が体を張って食い止めた。
そして追加点を許さず2-1で勝利。秦野は25日のブロック決勝へと駒を進めた。
一方で惜しくも及ばなかった横浜も堂々たる戦いを披露した。DF4山本楓芽(3年)は落ち着いて相手の守備に対応しながら、終盤には前線のターゲットとしても奮闘。一矢報いた藤田は力強い推進力を見せ、MF10牧野真拓(3年)確かな技術でチームのリズムを作った。
(文・写真=多田哲平)
▽第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選