東の攻撃をリードしたFW石脇嵩弘(写真=志水麗鑑)

 後半に入ると横浜創学館は、最終ラインから丁寧に攻撃を組み立てる。ゲームの主導権を握って迎えた43分には、FW17徳田真之介(3年)が追加点を決めた。

 50分にも巧みなコンビネーションからFW徳田が惜しいシュートを放ち、横浜創学館は攻撃の手を緩めない。守備でも球際の強度を落とさず、試合を優勢に進めた。

 ディフェンス時に横浜創学館で活躍したのが主将のDF8斉藤奏太(3年)。的確なコーチングで最終ラインを統率しつつ、ビルドアップの中心にもなった。

 70分にも波状攻撃を仕掛けた横浜創学館は、相手GKの好セーブに阻まれてもこぼれ球を拾い、何度もシュートを打ち込む。そして最後はFW徳田がネットを揺らし、リードを3点に広げた。

 終盤にも1ゴールを重ねた横浜創学館が4-0で東に快勝。見事なゲームを披露して2回戦に進出した。

(文・写真=志水麗鑑)

▽第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選