國學院久我山は再びリードを許したが、反転攻勢に出て意地を見せる。まずは71分に相手GKのファンブルを見逃さなかったMF山脇が同点ゴールを奪い、直後の74分にはCKのこぼれ球を押し込んだFW11佐々木登羽(3年)が逆転弾を突き刺した。

 豪快かつ鮮やかな逆転劇に、ピッチの選手も、応援席も大熱狂。苦しみながらも掴み取った3-2という価値ある勝利に、李済華監督は「選手たちは最後までよく頑張った。タフになってきた」と選手たちの奮闘を労った。

(文=志水麗鑑 写真=矢島公彦)

▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選