國學院久我山DF普久原陽平が先制ゴール(写真=矢島公彦)

 それに対し國學院久我山は、両サイドを警戒しながら2枚で当たること、縦に行かれた時のCBのカバーを徹底し「とにかくやられないっていうのを大前提に」と話したDF普久原陽平(3年)主将、DFスコット颯真ニコラス(3年)のCBコンビを中心に全体で粘り強く守備。李済華監督も「前半が終わった時には今日はもうカウンター一発っていうゲームになるだろうな」と予想していたという。

 ゲームが動いたのは終盤だ。國學院久我山は後半31分、FW前島魁人(2年)のポストプレーからMF近藤侑璃(2年)が前線にスルーパス。これに「自分的にも道が見えたじゃないですけど、スペースを見つけられた」という普久原が抜け出すと、センターバックらしからぬ切り返しで守備を外し、ネットに突き刺して先制した。

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▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
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