堀越 vs 日大三(写真=佐藤亮太)

 一方、2点差の日大三だが、決して引くことなく、最終ラインからの果敢な押しあげを持続。この攻めの姿勢の甲斐があり、36分、ロングスローからFW8矢嶋翔が、続くCKではFW3鈴木一心がシュートを放ち、糸口をつかみかけたところで前半終了。

 後半に入り、日大三はカウンターとロングスロー、そしてセットプレーで反転攻勢。堀越を押し込んでいく。迎えた13分、FW3鈴木のロングスロー。堀越がクリアしたボールを拾ったFW11対馬輝がドリブルを仕掛け、右足でシュート。これが決まって、ようやく1点を返した。

 こうなると勢いは日大三。サイドから、中央からと崩しにかかる。これにベンチワークを駆使しながら、耐える堀越だが、攻める日大三に決定機を与えるようなシーンは少なく、むしろ1点差という心理的余裕を担保に落ち着いたゲームコントロールを実施。

 試合は前半の2得点を生かした堀越が日大三に2‐1で勝利。前大会、準々決勝で終わった堀越が決勝進出を決めた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
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