國學院久我山 vs 早稲田実業(写真=矢島公彦)

 先手を取った早稲田実業は5-3-2のシステムでさらに強固な守備ブロックを築く。プレスを連動し、チャレンジ&カバーも徹底。自陣に押し込まれていたとはいえ、組織的なディフェンスは大崩れしなかった。

 守備に徹するだけではない早稲田実業は27分、カウンターで敵陣に入り厚みのある攻撃を仕掛ける。右サイドからクロスが上がると、逆サイドでクリアボールを拾ったDF11スミス聡太郎(2年)がシュート。再び相手DFが弾いたボールに反応したMF7西山礼央(3年)が見事なダイレクトシュートを突き刺し、追加点をマークした。

 前半にボールを保持していた國學院久我山は、後半に入ってもポゼッションサッカーで敵陣に押し込んだ。しかし、パスを回せても、目立ったチャンスを作れない。

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▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
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