先行された開智中高は前半11分、FW塚原裕大(2年)のゴールで同点にすると、29分には髙橋正太(2年)の最終パスを左サイドで受けたMF木村風輔(2年)がファーサイドに技ありのシュートを決めて逆転。後半2分のオウンゴールが決勝点となり、20分にはMF川端善信(2年)のスルーパスを預かったMF岩本壮平(2年)が、右から逆サイドに蹴り込んで4点目を奪った。

 開智中高は登録メンバー30人中、1年生が7人で2年生が23人。3年生はいない。

 対する狭山清陵の台所事情は、これとは比べものにならないほど厳しく、登録された10人しか帯同していなかった。3年生は背番号10で主将のFW米沢勇祐、MF中野璃音の2人だけだ。

 それでも前半5分、米沢が2人のマーカーに囲まれながらも左の中野に好配給し、3年生コンビで先制点をものにした。1-3の後半10分には、米沢が守備ラインの背後に抜け出て巧妙なループシュートを放ったが、惜しくもバーを越えていった。それでも4点目を奪われた直後の21分、短いパスをつなぎながらドリブルで敵陣に進入した米沢が、豪快な右足シュートを突き刺して反撃。24分のDF塩原有希也(2年)の強烈なミドルは、GKに弾き飛ばされ、38分には再び米沢が2人のDFに挟まれながらも巧みなループシュート。これはバーに嫌われてしまい、猛攻もここまでだった。

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▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選