広島県高校選抜U18vsサンフレッチェ広島FCユース

 33分に石原未蘭が右サイドから入れたクロスを、ニアサイドに走り込んだ井上愛簾がうまく合わせて1点差に追い上げると、後半は一進一退の攻防が続いた中で広島ユースが相手コートでプレッシャーをかけてボールを奪取。69分に再び井上がゴールネットを揺らして同点に追いつき、73分には右サイドから左サイドへとボールを運んで最後は途中出場のエース・中川育が右足できれいなシュートを沈めて逆転に成功してみせた。

 広島ユースが意地を見せて2位で大会を終えた中、3試合全てで得点を決めた井上にとってはとても大きな自信を得る大会となった。

 同い年の代表選手が広島にやってきたからこそ、井上は今大会の結果にこだわっていた。「代表は絶対に入りたいところなんで、この大会は自分が決めてやるっていう気持ちがすごく強かった」とは話す井上は、「この大会で自分も代表チームでやれる自信が付きました」と胸を張り、力強く今後を見据えた。

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