諫早商 vs 国見(写真=藤原裕久)
2点をリードし、このまま国見大勝かと思われた試合の流れが変わりだしたのは前半の飲水タイム終了後から。30分に前線でプレスをかけていた諫早商の田渕達也が国見DF陣のミスを突いてボールを奪うと、そのままゴール前に持ち込んで1-2。
この1点で勢いを得た諫早商は後半に入っても、相手をブロックに引き込んでからボールを奪い、サイドやカウンターを使っていくサッカーで反撃を展開。国見もボールを保持して諫早商のブロックを崩そうとするが、国見の得点源である中山に前を向かせない畑地翼ら諫早商DF陣の粘り強い守りもあり突き放せない時間が続く。
ベンチから「絶対にやらせるな」という声も聞こえる中、体を張って守る諫早商は51分、カウンターで抜け出した田渕のゴール前での折り返しを溝口琉星がきれいに合わせて2-2の同点。
同点とされた国見はその後もボールを動かして得点を狙っていくが、酷暑の中で判断やプレースピードが低下。シンプルながらも徹底的に中央を固めゴール前で自由を与えない諫早商を崩せないまま2-2で試合を終了。