東山のGK牧純哉(写真=雨堤俊祐)

 後半も前半と同じ試合展開が繰り広げられた。福知山成美は42分にMF迎龍雅(2年)、45分にデイビットが速攻からシュートを放つが、ネットを揺らせない。東山も48分に松下、54分には左サイドからドリブルで攻め込んだMF沖村大也(2年)、59分にはDF高田竜生(3年)がヘッドであわせたが、いずれも枠をとらえなかった。両ベンチも動く。東山はこの日、決定力を欠いた2トップを交代させ、福知山成美は疲れの見え始めた2列目にフレッシュな選手を投入。互いに最後までゴールを目指したがスコアは動かず、後半終了。勝負の行方はPK戦に持ち込まれた。

 PK戦で輝きを放ったのは東山のGK牧。なんと福知山成美の1本目から3本目まで、全てのPKでコースを読んでシュートを防いでみせた。80分間の中でも好セーブを披露するなど、大きな働きを見せている。キッカーも先頭を切ったキャプテンMF濱瀬楽維(3年)をはじめ3人が成功させて、東山が苦しみながらも決勝進出を果たした。

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▽第102回全国高校サッカー選手権京都予選
第102回全国高校サッカー選手権京都予選