京都橘 vs 立命館宇治(写真=雨堤俊祐)

 後半、ゴールネットを揺らしたのは、またしても京都橘だった。44分、FW西川桂太(3年)が左サイドから中央へドリブルで侵入し、右足を振りぬいたミドルシュートがゴール右隅を捕らえて3-0とする。この得点の直後の46分、立命館宇治はMF花島結希(3年)を中盤の底へ投入して、MF森内秀太郎(3年)を本来の2列目へ上げて、攻撃に変化を加えようとする。56分にはDF岸本健太郎(3年)のロングスローからFW斉藤成峻(3年)がヘッドで狙うが、バーの上を越えた。72分には右サイドからパスをつないで攻め込むと、交代出場のMF佐伯瑠唯(1年)がエリア内で強烈なシュートを放つが、GK中浦悠大(3年)の好セーブに阻まれてしまう。

 京都橘はリードを生かして試合を優位に進め、後半に投入された交代選手も躍動した。DF堀本隆太郎(3年)やFW増井那月(1年)がチャンスを迎え、惜しくも4点目とはならかったが、失点も許さずに試合終了。京都橘が3-0で勝利して、決勝進出を果たした。主軸となる選手の多くが昨年の選手権予選を経験しており、今大会は磐石の勝ち上がりを見せている。

【次のページ】 準決勝 京都橘 vs 立命館宇治(3)

▽第102回全国高校サッカー選手権京都予選
第102回全国高校サッカー選手権京都予選