歓喜の京都橘イレブン

 その後も選手交代で変化をつけるなどして攻め続けながらゴールが遠い状況が続いたが72分、ついに同点に追いつく。松本の蹴ったCKをファーサイドで池戸が頭で折り返すと、GKの前で久保が頭で押し込んだ。勢いに乗った京都橘はその後も攻め続けると79分、ロングスローのこぼれ球を拾った久保が右サイドから折り返すと、こぼれ球をつないで、最後は松本がエリア外からミドルシュートを放ち、これがネットを揺らした。試合は2-1で終了。京都橘が劇的な逆転勝利を飾り、3年ぶり10回目の全国大会出場を決めた。

 勝った京都橘の米澤一成監督は「失点しても1点なら返せると思っていました。ボールが行ったり来たりの展開が続いていたので、攻撃を調整でいたことが逆点につながりました。後半途中からは自分たちのサッカーができたと思います」と勝因を説明した。

▽第102回全国高校サッカー選手権京都予選
第102回全国高校サッカー選手権京都予選