大津 vs 秀岳館(写真=井芹貴志)
しかし秀岳館は出足の早い対応でブロックの中に入れさせず、12分に大津のMF嶋本悠大が迎えた決定的なチャンスもセンターバックの玉城航がカバーに入って阻止するなど、入ってきたボールに対してはGK本田硬靖を中心に守備陣が体を張った対応で得点を許さない。
逆に13分、MF原田昂征のドリブルでの仕掛けで得たコーナーキックから、最後は右から小泉徹明が詰めるがクロスバーを直撃。さらに22分には、右コーナーから中央で押し込んだかに見えたがハンドの判定で得点ならず。
優位に進めながらも得点に結べていなかった大津は、30分、ロングスローから迎えたチャンスは決められなかったものの、再び得た2本目のロングスローからMF兼松将が押し込み先制に成功、1点リードで折り返した。
追う秀岳館は後半からMF井上幸希を送り出すと、その井上の仕掛けなどから立ち上がりに攻勢をかける。しかし大津もGK坊野雄大の安定した反応でゴールを割らせず、48分、先制点同様、ロングスローから碇がつなぎ、再び兼松が決めリードを広げると、53分にも右コーナーの流れから吉本篤史がゴールを挙げて突き放した。秀岳館は、個人技を活かした局面の打開から大津ゴールに迫る場面を増やしたが、60分に得たPKのチャンスを決め切ることができず。それでも73分、相手陣内でのスローインからのボールをしっかりつなぎ、最後は橋本尚紀が決めて一矢報いた。
▽第102回全国高校サッカー選手権熊本予選
第102回全国高校サッカー選手権熊本予選