帝京長岡 vs 長崎総科大附
一進一退の展開が続く中、長崎総科大附は22分に中央でボールを奪った大屋麻尋が、帝京長岡GK小林脩晃の位置を見極めて絶妙のロングシュート。この予想外の一撃が決まって長崎総科大附が先制。この1点で勢いを得た長崎総科大附は守備でもアラートさを増していくが、帝京長岡も前半終了間際にクロスが流れたところを橋本燦が押し込んで同点に追いつく。
長崎総科大附は後半から攻撃の切り札である尾島栞蓮を投入し、強引なほど縦に押し込むサッカーを展開していくが、帝京長岡も水川昌志とDF陣が体を張った守備で対抗。長崎総科大附のGK山口海翔、帝京長岡のGK小林の好守もあって、同点のまま試合は続く。
このこう着状態を破ったのは長崎総科大附。59分に左からのクロスが流れたところを仲宗根惺がアクロバチックなシュートで押し込み2-1と勝ち越しに成功。これで結果は決まったかと思われた試合だったが、ここからまさかの展開が待っていた。
▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権