35分には帝京第三らしい華麗な崩しを披露。自陣で奪ったDF5大野羽琉(3年)が前線にクサビを通すと、小澤がダイレクトで右に展開。受けたMF19嶋野創太(3年)が素早くゴール前に入れると走り込んだFW9遊佐凜太朗(3年)がゴールネットを揺らした。同点まで一気に持ち込みたい所だったが、反撃は及ばず3-2でタイムアップを迎えた。

 阪中監督が高校1年生だった1993年にベスト4まで進出。以降は県勢最多の出場記録を打ち立てたが、過去6大会は初戦敗退が続いていた。苦しい流れを断ち切る意味でも、久々の勝利は価値がある。上昇気流に乗って、再び初芝橋本の名を全国に轟かせるチャンスだ。「これを機にもう一つ上を狙いたい。良い年なので上しか目指していない。目標はベスト4」。阪中監督が意気込む通り、初芝橋本は2回戦以降も勢いを止めるつもりはない。

(文・写真=森田将義)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権