ゴーㇽ前で競り合う両校

 「自分の中では受け入れられない失点だった。でも、そんなの言っていても仕方ない。切り替えて、失点してからは自分たちの戦いをしっかり見せて、常に勝つ気持ちで戦っていました」。飯田が続けたように、インターハイ王者がこのまま終わるわけにはいかない。「試合前から伊藤(真輝)コーチに自分が多くボールに関わってリズムを作るよう言われていた」と振り返るMF7吉田裕哉(3年)を中心にテンポ良くパスを繋いで、反撃のチャンスを探る。

 34分には左サイドを抜けたFW24柴田健成(2年)のパスがゴール前に入ったが、味方とは合わず。39分には左サイドの高い位置でFKを獲得し、ゴール前に入れたクロスから飯田がヘディングでゴールを狙ったが、枠を捉えることができない。以降もサイドを起点に同点ゴールを狙ったが、MFとDFがブロックを敷いて中を徹底して固めた仰星の堅守を崩せないまま前半を終えた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権