名古屋 vs 市立船橋(写真=小室功)
初出場ながら快進撃を続ける名古屋の堅守に阻まれ、「なかなかボールに触れず、前半はほとんど何もしていない」と郡司自身は振り返っていたが、後半すぐの刹那の勝負をしっかりものにした。これで、大会5点目。得点王争いのトップを走る郡司の“勝負強さ”には目を見張るばかりだろう。
指揮官の波多秀吾監督も「試合を重ねるごとに相手のマークが厳しくなっていますが、チームのために戦い、大事なゴールを決め、いい流れを作ってくれています」と、絶対的エースの活躍に目を細める。
市船の2トップである郡司とFW15久保原心優(2年)にマンマークをつけ、リトリートした守備陣形から鋭いカウンターをねらう名古屋に対し、ボールを動かしながらチャンスをうかがう市船。立ち上がりから試合の構図はハッキリしていた。
▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権