市立船橋FW郡司璃来(写真=矢島公彦)
3分後には左MF川原良介(3年)が、強烈な右足ミドルシュートを放ったが、これは枠を捕らえられず、追加点とはいかなかった。
5度目の優勝を遂げた第90回大会以来、12年ぶり8度目の決勝進出を狙う市立船橋は、前半半ばまではほとんど攻撃の形を作れなかった。しかし前半20分を過ぎたあたりから、球際の競り合いに勝ってセカンドボールを拾えるようになると、司令塔のボランチ太田隼剛(3年)が小気味よくパスを回し、右SB佐藤凛音、左SB内川遼(ともに3年)が、アグレッシブに攻め上がってサイドアタック。44分にはFW久保原心優(2年)が惜しいシュートを打ったが、相手DFにクリアされ同点機を逃した。
しかし後半に入っても市立船橋のペースは続き、8分にJリーグ清水エスパルスへの加入が内定しているFW郡司璃来(3年)が決定的なシュートを外したが、いろんな策で攻め続けた。佐藤が左右から何度も投じたロングスローからも得点チャンスを作った。
▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権