近大新宮イレブン

 一方、勝利した近大新宮のキャプテン・西珀人(3年)は、「試合メンバーに入った選手たちが、メンバー外になった選手の思い、応援に来てくださった保護者や学校の友人たちの思いに応えるために、勝ちたいと思っていた」と話し、その思いをもって「チーム全員で、最後まで一生懸命戦うことができた」と振り返った。

 近大新宮は、準決勝で和歌山北と対戦する。今年は和歌山北と4度公式戦で対峙し、いずれも敗れている。西は、「リベンジできる機会が巡ってきた。去年は準決勝で敗退したので、先輩たちの思いも背負い、決勝進出したことがない自分たちの学校の新たな歴史を作りたい」と意気込んだ。

 近大新宮と和歌山北の準決勝は、11月5日(日)の13時20分、紀三井寺運動公園陸上競技場でキックオフする。

(文・写真=前田カオリ) 

▽第102回全国高校サッカー選手権和歌山予選
第102回全国高校サッカー選手権和歌山予選