ノーシードの名護が悲願の選手権沖縄県大会を制覇!
名護集合写真(写真=仲本兼進)
第102回全国高校サッカー選手権沖縄予選は11日、南風原町の黄金森公園陸上競技場で決勝戦が行われ、ノーシードから勝ち上がった名護がPK戦の末に那覇西を破って初優勝を飾った。
試合前から降る雨の影響でぬかるむピッチ上、立ち上がりから那覇西がボールを支配。ビルドアップで左右にボールを展開しサイド攻撃を図ると、準決勝の宜野湾戦で2ゴールの右FW玉城寿翔(3年)が狭い角度から積極的にゴールを狙う。さらにセンターFW頭山亮太(3年)のくさびのプレーで3人目の動きを促し、ポケットへの進入を図った。しかし「80分耐える覚悟だった」(比嘉洋介監督)という名護は、これまで磨き上げてきたポゼッションサッカーを封印し、5バックを敷くリトリート戦術に変更。ペナルティーエリア付近まで進入されても球際勝負に挑み、ロングボールで跳ね返してブロックを作り直す姿勢を崩さなかった。また那覇西の頭山のくさびに対して2人がかりで攻撃の起点を潰し、奪ったボールを50m6秒台の右MF比嘉秀彩(3年)に集めてロングカウンターから仲村光羽(1年)も絡んでゴールに迫った。
▽第102回全国高校サッカー選手権沖縄予選
第102回全国高校サッカー選手権沖縄予選