U-17日本代表 vs U-17新潟選抜

 同19分。新潟選抜はゴールまで約30mの距離でFKを得る。右サイドでボールをセットした山村が右足で蹴った無回転シュートは鋭くゴールを襲うが、惜しくも右ポストにはじかれる。続く同21分にはMF竹ノ谷颯優スベディ(アルビレックス新潟U-18)のパスを受けたMF和田陸(帝京長岡)が右サイドから左足を強振するが、これもゴールポストに嫌われる。同24分には右FKを再び和田が左足で狙うが、シュートは枠を捉えきれない。

 決定機を逃し続けた新潟選抜に対し、得点がストップしていた日本代表が終了間際に5点目を奪う。途中出場のMF川合徳孟(ジュビロ磐田U-18)が巧みに左サイドを突破すると、右足アウトサイドで相手GKとDFの間に絶妙なラストパスを配球。対峙(たいじ)した相手の視野から消えるようにファーサイドに膨らんだ神代がこれをきっちりと決め、最終スコア5-1で日本代表が大勝した。

 日本代表の神代はフル出場でハットトリックを達成し、大会通算4ゴールをマーク。11月に開幕するU-17ワールドカップ(W杯)インドネシア大会へのメンバー入りに向けて猛アピールした。

 「1点以上は点を取ってやろうと思って試合に臨んだ。課題だったクロスへの入り方から3点目を奪えて良かった。W杯メンバーに生き残りたい」

 この日1ゴールの小竹は得意のドリブルで決定機を何度も演出。パスを引き出すオフ・ザ・ボールのうまさも光った。

 「ゴールは自分の得意の形。落ち着いていいシュートが打てた。W杯メンバー入りに向けて結果にこだわっていた。大会を通してドリブルは通用した。その後のパス、シュートの質をもっと自分に求めていきたい」と話した。

▽第25回国際ユースサッカーin新潟
第25回国際ユースサッカーin新潟