長崎日大 vs 国見

 苦しい時間の続く長崎日大は、19分に位置取りが定まらないトップの石塚涼を下げて古川蔵人を投入。1.5列目でプレーしていた宮崎星来をトップに上げて攻撃を立て直していこうとするが、国見はプレスの連動性を崩さず、前半は1-0の国見リードのまま終了。

 午前中に準決勝を戦い、この日2試合目となる両チーム。国見がハーフタイムに一挙3人を交代したのに対して、長崎日大は末光蓮史を投入し選手の配置を変えて後半をスタート。後半に入って長崎日大がボールを保持する時間は少しずつ増えていくが、国見のコンパクトな陣形を崩すには至らず。

 終盤になってスタミナが落ちた国見を攻めたてるシーンこそあった長崎日大だったが、後半32分、左サイドでボールを奪いゴール前まで持ち込んだ国見は、途中出場の門崎健一が追加点となるゴールを奪い2-0。そのまま長崎日大のシュートを前半の1本のみに抑えた国見が快勝で県新人戦優勝を飾った。

 終わってみれば国見の力強さが目立つ試合となった。長崎日大も散発的にチャンスを作ってはいたが、国見の見せる連動したプレスとコンパクトな陣形を打ち破ることはできなかった。一方の国見は良い守備から良い攻撃へつなげるシーンが多かった。

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▽令和5年度長崎新人戦(新人選手権大会)
令和5年度長崎新人戦(新人選手権大会)