11月14日、埼玉県S2Aリーグ第16節の試合が西武学園文理高等学校のグラウンドで行われた。現在埼玉県S2Aリーグでトップを走る西武文理、それに対し4位とまずまずの成績を残す大宮東は少しでも順位を上げるために勝ちたい。 立ち上がりは、西武文理ペースで試合が運ばれた。3-5-1-1ぎみにピッチを広く使い、全体でバランスよくボールを持ちながら、サイドに機転をおいている。 一方の大宮東は4-4-1-1ぎみで西武文理を待ち構える格好となった。 ファーストシュートは西武文理、前半開始8分、16番FW木村元気がシュートを打つも惜しくも外れる。続いて11分、西武文理MF7番米山大輝のゲームメイクから3番左MF笠原陸がシュートまでいくも、ゴールにはならず。 西武文理は3バックぎみにボールを持ち、MF11番田辺耀平とMF7番米山がゲームをコントロールしていた。MF6番大岩和樹は左サイドで果敢に勝負を仕掛け、FW18番佐藤雄光はキャプテンとして前線を盛り上げていた。一方の大宮東は、DF3番佐藤源輝とDF7番佐々木瞬を中心に耐える時間が続く。 そんな中、ついにこの試合初のゴールが生まれる。前半19分、コーナーキックをMF8番田口耕平が打点の高いヘッドでゴールを決めた。 ここからゲームが変化し始める。 追いかける大宮東は、前線からプレスをかけ始める。 前半21分、FW18番小野寺和貴が裏に抜け出すもオフサイド。 前半22分、FW18番小野寺の前プレから良い位置でフリーキックを得るも、キーパー冷静にキャッチ。FW18番小野寺が大宮東を勢いづける。 前半35分、追いつきたい大宮東だったが、不運な形で西武文理にゴールが生まれる。左サイドを果敢に攻めあがるMF6番大岩が、ロングシュート。17番GK近藤優哉が触れるもゴールラインを割ってしまう。前半は、このまま2-0で折り返す形となった。