高円宮杯U-18リーグ S1グループ第17節埼玉工業大学会場2試合目は定刻通り12:00に始まった。正智深谷VS浦和東の好カードの後に行われたこの試合。聖望学園VS浦和南は現在7位の聖望学園は勝てば残留決定、現在8位の浦和南は負ければ降格が決定という、かなり熱い一戦が期待される。
4-3-3気味にボールを持つ聖望学園と4-4-2型でカウンターを狙う浦和東といった布陣で始まったゲームは、聖望学園のペースでゲームはすすめられた。
しかし、最初のチャンスは浦和南前半12分、フリーキックからの跳ね返りをMF6番鷲塚亮平がシュートを放つも、GK小山紘世がファインセーブ。
両チーム主導権を握るために中盤でかなり激しい攻防が繰り広げられる。中でも聖望学園10番佐藤皓生、浦和南10番木下慎也は両者気迫のこもったプレーでお互いの攻撃を牽引していた。
そんな展開で迎えた前半13分、両チームの選手が激しく交錯して倒れる。その後両者立ってプレーは再開されたが、お互いこの試合にかける思いが伝わってくる。
前半22分、またもチャンスは浦和南、決定的なシーンが訪れるもGK小山がまたしてもセーブ。続いて34分、フリーキックからのこぼれをMF12番池田大樹がシュートを放つも、厚い聖望のDF陣に弾かれる。
聖望GK小山はセービングでの活躍も目立つが、ビルドアップにも果敢に参加し攻守に活躍していた。また、DF3番浅見・4番原口の落ち着いたビルドアップに加え、MF8番櫛田の短長正確なキックからゲームが作られていた。浦和南は勢いあるプレーで前線を引っ張るFW10番木下・20番泉、DFの要である3番佐藤・5番関が守備を統率していた。
スコアレスで迎えた前半38分遂にゲームが動く。
聖望学園FW9番原島安寿が見事なカットインから二人抜いてのシュート。これが右サイドネットに決まる。
なんとか前半中に点を返したい浦和東は、3人の選手交代をしてくるも前半を0対1のビハインドで折り返すこととなった。