11月30日、S2Aリーグの最終節が埼玉工業大学サッカー場にて行われた。
最終節、良い形で終わらせ、来季に繋げたい両チーム。その戦いはお互いに一歩も譲らない接戦となった。
ボールを持った西武文理は攻め上がるも大宮南が仕事をさせない。
センター付近でボールをカット、大宮南10番がドリブルで持ち込む。GKに止められるも、攻めの姿勢を見せる大宮南。
なおも攻め上がる大宮南は前半21分。ゴール前でボールカットに入った9番がファウルをもらいFKを獲得。5番が直接狙うもこれはゴール上。
西武文理も33分にCKを獲得。4番CKからファーにボールを上げ、11番が折り返しクロスするもゴール前のFWに届かず。
両チームこの後もCKを獲得するも、ゴールネットを揺らす事が無く、前半終了。
前半、西武文理は自陣からリズムを作り、大宮東はマークを徹底してボールを奪うという展開だったが、後半はどのような形になるのか。
後半早々ゴールに迫ったのは西武文理。
相手陣からのフリースローを7番がヒールでゴール前へ出すもDFに阻まれる。
大宮南はゴール前で13番がボールをキープするもシュートの体制に持ち込めず。
クロスを上げさせない大宮南に対し、前半とは打って変わって相手ボールを奪う西武文理。
試合が動いたのはラスト10分。
CKを獲得した西武文理は10番が低いボール入れ、合わせた3番がヘッドで強いシュート。ボールはGKの頭上を通り、ネットに突き刺さった。
これが決勝点となり、試合終了。
激しい攻防戦を制した西武文理。勝点を41に伸ばし、2位との差を広げ堂々のS2Aリーグの優勝を飾った。
(取材・文=新井恵)