迎えた後半は立ち上がりにルーテル学院がやや押し込む場面を作ったが、ボランチ2枚を同時に交代した大津はボールを握る位置が前半と比べてやや高くなり、また嶋本と舛井の左右MFが中央寄りでボールに絡む場面が増え、深い位置でのロングスローやコーナーキックなどからチャンスを創出。それでもなかなかルーテル学院ゴールをこじ開けられずに時間が進む中、64分、右からのスローインの流れでこぼれたボールを嶋本が押し込み、先制に成功した。

 追う展開となったルーテル学院は、「ヘディングで競れて、ボールを収められる」(佐藤コーチ)と57分に投入されていた丸山陽生がスペースに抜けるランニングなどでボールを引き出す。しかしアタッキングエリアで厚みを作れず、追加点こそ許さなかったものの、自分たちの流れに持ち込んで追いつくことはできなかった。

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▽令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)