大津 vs 城北
しかし立ち上がりからペースを握られた城北も、準決勝で見せたのと同様、早い出足からの寄せや球際の粘り、体を張ったシュートブロックなどで対応し、マイボールも単純に蹴り返すのではなくしっかり繋ぎながら前進を試みる。
そうした相手の守備もあって攻め込みながらゴールを奪うには至っていなかった大津だが、「0−0の時間が長くなって攻め返される展開になると負けるパターンだが、早く点を取ることよりも、相手にプレーさせないことを意識」(山城朋大監督)し、高い位置で奪ってはサイドからの攻撃を徹底。19分、中央でのこぼれ球を兼松が押し込んで先制したのを機にたたみかけ、22分に右コーナーの流れからオウンゴールで追加点を挙げると、27分にゴール前に詰めていたセンターバックの野口悠真、30分に兼松のミドル、36分に柳元と、前半だけで5得点と大量リードを奪って折り返した。
▽令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)