一方、「スピードや球際の強さ、全てにおいて完敗」(村上裕亮監督)という結果に終わった城北だが、「(初の決勝進出は)運の要素も大きい」(同監督)とはいえ、県大会決勝の舞台で大津を相手に真剣勝負を挑み、自分たちの目指すサッカーを表現する姿勢を貫いたことは、今後にとって大きな糧になるのは間違いない。九州大会ではまず1勝を挙げることが目標になるが、大敗の悔しさをバネにどう成長できるか楽しみだ。

(文・写真=井芹貴志) 

▽令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)