近大和歌山イレブン

 延長戦でも決着がつかず、迎えたPK戦では近大和歌山の守護神GK12高本陽史朗(2年)が2本のキックを阻止して勝負あり。「準決勝は勝ちたい気持ちが強まって自制心が弱くなり、判断が良くなかった。今日は思い切ってやってくれた。あとは点を取る練習とPKの練習をしないといけない」と課題、収穫を口にした藪監督は「優勝をプラスに捉えたい。やっていることに対して自信を持ってくれたら」と続けた。

 敗れた初芝橋本にも収穫はある。上手く行かない中でもやり方次第では格上の相手でもやり合えると知ることができた。1年のスタートを切る新人戦で掴んだそれぞれの課題、収穫を生かし、インターハイ、選手権ではどんな結果となるか注目だ。

(文・写真=森田将義)

▽令和5年度和歌山新人戦(新人選手権大会)
令和5年度和歌山新人戦(新人選手権大会)