細田学園 vs 花咲徳栄
新人戦の東部支部予選を制した花咲徳栄は、昨年からのレギュラーを9人も擁するとあり、チームの完成度は例年以上に高かった。
MF仲山陽(2年)が旺盛にボールを引き出しては好パスを配給し、西尾優輝と市橋世凪(ともに2年)の2トップが躍動。市橋のロングスローも相手には脅威になった。
先制点は右SB中島柿苑(2年)の蹴ったFKを主将のCB佐藤啓太(2年)が右足で決め、2度目の勝ち越し点は西尾の右クロスを後半開始から出場したMF平井柊名(2年)がファーポストからヘッドでたたき込んだものだ。
2-2のまま延長に入り、細田学園が奪った決勝点はその前半3分だった。桑が並木の蹴った右CKをまたしてもヘディングで確実に合わせて押し込んだ。
上田監督は2度先行されながらの逆転勝ちに「チームとしてまだ安定しない面もありますが、よくやってくれた」と初の8強にひと息ついた。同点、勝ち越し点の桑については「推進力を備えたストライカーで、エースになる存在」と期待を寄せる。
▽令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)