DF黒瀬直弥(三田学園)

 昨年のキャンプ初日では高い意欲で試合に挑めない選手もいたが、今年は違う。「去年は1試合目があまり良くなかったと聞いたので、今年は1試合目から頑張ろうと話があった。ファーストプレーから集中して、やってやろうという気持ちでした」と黒瀬が口にした通り、関西U-17の選手はテンション高く試合に入っていく。16分には「履正社にこういう選手がいると分かってもらいたい。日本代表にアピールしたい」と意気込む木村が、左から中に仕掛けて姫野のパスを送ったが、シュートは打ち切れない。

 クリアされたボールを福井が拾ってゴールを狙ったがボールは枠の外。25分には木村からのボールを受けた増井が遠目からシュートを放ったが、1点が遠かった。反対に大学生のスピードとプレー強度に手を焼き、開始3分の先制点献上を皮切りに3点を与えて、0-3で1本目を終えた。

 2本目はメンバーを総入れ替え。GK二宮智輝(履正社)、DFが右から阪上聖恩(神戸弘陵)、嵜山仁(近大和歌山)、國岡俊哉(興國)、沖村大也(東山)、ボランチがMF宮地陸翔(京都橘)、坂上宗太郎(桃山学院)、サイドハーフの右が久松大耀(興國)、左が河崎慶二(初芝橋本)、FW太仁紫音(大谷)、山下ハル(東山)の顔ぶれで格上にチャレンジした。途中からはDF黒瀬直弥(三田学園)、MF浅尾晴大(大産大附属)、福本一太(阪南大高)、中田雄大(三田学園)の4名が出場機会を掴む。

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