都立葛飾野 vs かえつ有明

 前後半10分ずつの延長戦はかえつ有明が押し気味に進めたが決着つかず、PKへ。

 先攻のかえつ有明が2人続けて決める一方、後攻の葛飾野は2人連続で失敗。3人目、かえつ有明が外すと葛飾野がようやくゴールイン。続く4人目、決めて優位に進めたい、かえつ有明だったが、葛飾野GK1ドゥエニャス・ラリー・ジュニア(1年)がシュートストップ。後攻の葛飾野が決め、これで2‐2とし息を吹き返した。

 すべてが託された5人目。かえつ有明が大きく外すと、葛飾野DF4福田倖太郎 (2年)がきっちり決め、3‐2で辛くも勝利。関東大会予選&決勝進出を決めた。

 「1点勝負だなと思いました。1点取れれば勝ちに近づけますが、相手に粘られると怖いなと感じていました」と振り返る葛飾野の張卓士監督。0-0で進む緊張感のある試合に「時間の経過につれ、うちのペースでなくなることもわかっていました。交代の準備を進めるなか、先に動くべきかどうか、本当に迷いました」と駆け引きの難しさを語った。

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▽令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)