徳島ヴォルティスユース vs 浦和レッドダイヤモンズユース

 1-1で試合を折り返した一戦は、後半開始早々に徳島ユースが再びスコアを動かす。51分、FW廣永獅旺(3年)がGKとの1対1をしっかりと決め勝ち越しに成功。

 その後も徳島ユースは狭いスペースでもテクニカルにボールを動かし攻め立てる。66分には前川とのコンビネーションからMF尾上瑠聖(2年)が決定機を作るも浦和ユースGK吉澤匠真(2年)のファインセーブに阻まれゴールならず。一方浦和ユースは69分、深田が左サイドを突破しクロスを上げるも、徳島ユースGK黒田開生(3年)にパンチングで弾かれる。さらに83分、浦和ユースFW照内利和(2年)のシュートはバーを直撃し同点にすることができない。

 2-1で徳島ユースのリードで試合が進み、終了間際になると足をつる選手が散見。それにより試合が止まるケースが多くなったこともあり、アディショナルタイムは5分と表示された。

 そして、ここから目まぐるしく試合が動く。浦和ユースは90分+2分、PA内でファウルをもらいPKを獲得すると、これをDF瀬山航生(3年)がしっかりと決めて同点に。そのまま延長かと思われたが、90分+3分に徳島ユースは先制ゴールを決めた前川がゴール中央に入り込み、シュートを放つとボールはGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ勝ち越し。しかし試合はまだ終わらない。もう後がない浦和ユースは90分+4分、PA付近でパスを受けたMF河原木響(3年)が右足で低く抑えたシュートをサイドネットに突き刺し延長戦に持ち込んだ。

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