2日、第93回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が行われ、相模原ギオンスタジアムの第2試合では静岡学園(静岡)と佐賀東(佐賀)が激突した。この試合が初戦となる、両チームは一体どんな試合運びを見せるのか。
立ち上がりから個人技でボールをポゼッションしていったのは静岡学園。
そして、迎えた27分、欲しかった先制点を静岡学園が得る。名古新太郎がPA内で倒されPKを獲得すると、名古新太郎、自らがこれを決め先制。
この先制点を皮切りに、静岡学園のゴールラッシュが始まる。
1点先制の直後、薩川淳貴がゴールを決め2対0とすると、その3分後には光澤和人が振り向きざまにシュートを放ちゴールネットを揺らし更にリードを広げハーフタイムを迎える。
完全に勢いづいた静岡学園。エンドが変わった後半、53分にはカウンターから旗手怜央がゴールを決め4対0。その後も静岡学園は攻撃の手を緩めず更に2点を追加し、圧巻の6発で佐賀東に大勝。静岡学園は佐賀東を完封し、初戦を勝利で飾り3回戦進出を決めた。
サッカー大国復権の期待を一身に背負う静岡学園。
静岡予選(全4試合10得点1失点)では数字が示す通り守備的戦術の重用も見受けられた中での勝ち上がりとなった。
守備という新たな武器も手に入れレベルアップした“静学”はかつて見慣れた栄光を求める地元に17年ぶりとなる優勝旗をもたらすことはできるのか。
3日に迎える3回戦では総体・選手権の二冠を狙う強豪・東福岡に勝負を挑む。