近大新宮vs近江

 後半に入ってからは、パスもうまくつながるようになった近江が相手陣内へと攻め入るものの、近大新宮の体を張った守備の前に、シュートまで持ち込むことができない。66分にDF成田龍雅からDF神崎祐誠へつなぎ、MF松山大納のシュートで1点を返したが、スコアボードをさらに動かすことはできずにタイムアップ。近大新宮が3-1で勝利した。

 「自分たちが持つものをどれだけ出せるか、ということに重きを置いて、臨んだ試合だった」と話した近江の前田高孝監督。大会前日には大学生との練習試合も行っており、この日が3連戦目ではあったが、「この3日間は覚悟を決めてやりましょう、と話していた」とし、疲労は言い訳にせず「これが自分たちの現在地」であると結果をシビアに受け止めている。「今の自分たちの力で何ができなかったかということを受け入れ、プリンスリーグ関西が開幕するまでの1ヶ月で、どのようにしていくことができるか」がこれからの成長への鍵になるとした。

【次のページ】 準々決勝 近大新宮 vs 近江(3)

▽第76回近畿高等学校サッカー選手権大会
第76回近畿高等学校サッカー選手権大会