近大新宮vs近江
勝利した近大新宮は、12年前、2巡前の和歌山県開催の際に開催地枠である和歌山県3位として出場して以来、今回が二度目の近畿大会。前回出場した際は、滝川第二に0-9で敗れている。この準々決勝の前日に行われた履正社(大阪第2代表)との1回戦において、1-1のドローからPK戦を5-4で制したことが、近畿大会での初勝利だった。
和歌山県内ではベスト4までは入れるものの、全国大会への出場経験はまだないため、近畿の強豪校と公式戦で対戦できること自体が「ありがたい経験」だと語った塩﨑統夫監督。「失うものはないので、昨日の(初勝利の)勢いをもって、やれるところまでやろうと臨んだ」試合だったと振り返った塩﨑監督も、前半中に3ゴールを挙げたことはさすがに「想定外だった」と話し、地元・新宮市から応援に駆けつけてくれた小学生たちの応援を背に戦った選手たちの健闘を讃えた。
▽第76回近畿高等学校サッカー選手権大会
第76回近畿高等学校サッカー選手権大会