そして後半も終了間近となった69分。ついに興國は常翔学園ゴールを破った。CKの流れから混戦となったところで9仲谷が身体を張って渡したボールをPA右角度のないところから振りぬいたのは7芋縄。六車監督も「交代選手がいい仕事をしてくれた」と讃える前線の連携でもたらされたゴールが決まると、選手たちはゴール裏に陣取った応援の輪に飛び込んでいった。
かくして常翔学園の奮闘を下し悲願のインターハイ初出場まであと2勝と迫った興國。初戦で金光大阪、準決勝で履正社対関大一の勝者が待ち受ける激戦へ向け、この70分間はいいスタディとなったに違いない。
(文・写真=編集部)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選