左CKを獲得した興國のキッカー14樺山の右足から放たれたキックは強い弾道でファーサイドへ。敵味方問わず殺到するゴール前で頭1つ抜け出したのは興國のバックナンバー[5」國岡であった。ヘディングシュートがニアサイド側のネットに転がると、金光大阪の選手誰もが呆然とし、興國の選手誰もが喜びを爆発させた。

 1-0。金光大阪の粘りも素晴らしかったが、それをわずかに上回ったのは興國。昨年は近大附の前に0-2で涙を呑んだ準々決勝を突破した彼らは、これも昨年インターハイ代表校・準々決勝では履正社を延長で2-1と下した関大一との準決勝で、新たな歴史を紡ぎにいく。

(取材=編集部)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選