明秀日立 vs 市立船橋

 「荒れたピッチでもパスの精度が高かった。やっぱり、ヴィッセルも大津も技術がずば抜けていたと感じる」と、力の差を感じた一方で今大会はチームワークで快進撃を見せた。グループステージでは選手権ベスト8の佐賀東に3-1で快勝。海外勢のオーストラリアのニューキャッスルジェッツU-18を1-0で下すと、U-18高円宮杯プレミアリーグWESTのヴィッセル神戸U-18にも1-0で勝利して1位で1位〜4位トーナメント進出を決めた。準決勝で大津に0-4で敗れ、初出場初優勝の夢は潰えたが、3月17日に行われた3位決定戦で市立船橋を撃破。13分にMF尾上陸(2年)が先制点を奪うと、1-1で迎えた50分に竹花が勝ち越し点を決めた。その後も竹花が1点を加えたが、アディショナルタイムに立て続けに失点。2点差を追い付かれてPK戦に持ち込まれたが、最後は昨季から守護神を務めるGK重松陽(2年)が4本中3本を止める活躍で勝利を引き寄せた。

 市立船橋はU-17高校選抜に参加中のGKギマラエス・ニコラス(2年)、FW久保原心優(2年)が不在で、U-17代表歴を持つMF峯野倖(2年)、CB岡部タリクカナイ颯斗(2年)、CBギマラエス・ガブリエル・ロドリゲス(2年)といった主力が怪我で欠場となったが、それでもプレミアリーグ勢から勝利を手にしたことは自信につながる。

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