昌平 vs 市立船橋(写真=松尾祐希)

 そうした状況下で迎えた後半。一進一退の攻防が続くなかで、51分にスコアが動く。主将・MF大谷湊斗(3年)のお膳立てからMF三浦悠代(3年)が先制点を決めた。これで勢いに乗ると、昌平はギアを上げるべく玉田圭司監督は攻撃の切り札を投入する。52分に山口に代えてMF長璃喜(2年)をピッチに送り込み、左サイドハーフに配置。この策が見事にハマり、長のドリブルからチャンスが生まれるようになる。長の投入で相手の守備のバランスも崩れ、中央や右サイドの攻撃も活性化。68分には三浦が左サイドから折り返すと、FW鄭志錫(3年)が頭で合わせてリードを広げた。

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