興國 vs 京都共栄

 「今日の試合は完全に自爆でした。失点の仕方がイージーだし、去年戦っていたプリンス2部の時みたいにアグレッシブに挑めていない。それに一人ひとりが同じ課題を繰り返している」。内藤監督がそう課題を挙げる京都共栄も試合終盤には意地を見せる。25分には交代で入ったFW18近藤春希(3年)が強引な仕掛けからゴール前を抜け出し、最後はFW22池永リッキーけんぞう(3年)がシュート。36分には左CKをDF6三宅輝(3年)が頭で合わせたが、シュートは味方に当たって枠を捉えることができず、5-0のまま試合を終えた。

 興國はこれで開幕から3連勝。早くも二けた得点に乗せた攻撃に目が行くが、これまでの2試合とは違い、無失点で終えたことは収穫だ。樺山はこう口にする。「今日の試合も良い時間がある中、苦しい時間もあった。開幕や第2節とは違い、今日は時間を無失点で抑えられたのが守備陣としても良かった」。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関西1部
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