阪南大高 vs 近江

 先制点を奪ってからも阪南大高の勢いは衰えない。10分には高い位置のボール奪取からFW10弓場潤哉(3年)がゴールを狙う。26分には前線で収めた弓場にスルーパスに、後方から飛び出した伊藤が反応し、フリーでシュートを狙ったが枠を捉えることができない。27分には相手ゴール前でボールを奪った福本がそのままGKとの1対1に持ち込んだが、ボールは相手に当たってCKに。前半だけで5本のシュートを放ちながら、追加点は奪えず福本は「奪ってからの攻撃も上手く繋がったので、良い感じで点が取れたのですが、その後の追加点が取れなかったのでしんどかった」と振り返る。

 追いかける展開を強いられた近江は前半半ばに怪我明けのエースFW10山本諒(3年)を投入。ビルドアップに苦戦した立ち上がりの戦いを修正し、前線での収まりどころを作った。更に後半に入ってからは、阪南大高のストロングポイントであるサイド攻撃にも対応しつつ、攻撃の受ける場所を修正し、反撃の手筈を整えていく。

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