前半は一進一退の攻防が続く中、G大阪が見せ場を作る。最初のチャンスは前半10分。右CKをファーのDF31横井佑弥(1年)がヘディングで折り返したところをFW23久永虎次郎(2年)が押し込んだが、オフサイド判定でゴールとはならない。続くチャンスは17分。右サイドをMF8森田将光(3年)、久永と繋いだボールをゴール前に入れるとラストはMF7天野悠斗(3年)が冷静に流し込んでG大阪ユースが均衡を崩した。

 試合後、「近江はやっぱり上手かった」とG大阪ユースの選手が声を揃えたようにMF8伊豆蔵一惺(3年)らを中心にボールを前に運んでいった近江の攻撃に手を焼いたが、最後の局面はやらせない。36分にはMF7福本怜功(3年)の落としにFW10山本諒(3年)が反応したが、DFが冷静に対応し、シュートは打たせず。「ドリブルされると対応が難しいと思っていたけど、みんなで身体を張れていた」と振り返るのは最後尾から戦いを見守った荒木だ。

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