試合はV神戸U-18Bがボールを動かして攻撃を仕掛け、東山は統率の取れた守備ブロックで対抗する。試合が動いたのは28分、V神戸U-18Bは流れの中からMF岡奨瑛(3年)が先制点を決める。東山の反撃は37分、カウンターで得たFKからゴール前で混戦になり、最後はFW八木海斗(2年)が決めて同点に追いつく。お互いに得点シーン以外でもチャンスを作った前半は1-1で折り返した。

 後半も互いの特徴を発揮する攻防が繰り広げられた。東山は66分、左サイドからドリブルで持ち込んだFW山下ハル(3年)が狙い済ましたコントロールシュートで逆サイドネットを揺らして逆転。V神戸U-18Bも77分、左サイドを突破した岡のクロスに逆サイドからゴール前へ飛び込んだ森分圭吾(2年)が豪快なヘッドで押し込んで、再びスコアを振り出しに戻す。

 疲労が濃くなる終盤になっても、両チーム共に決勝点を求めて攻撃を繰り出していた試合に決着がついたのは90+2分、東山は山下が左サイドでボールを持って相手DFとの1対1をドリブルでかわしてサイド深くまで侵入すると、中央への折り返しをFW小西凌介(3年)があわせて値千金の決勝ゴールが決まった。

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