寒川 vs 徳島ヴォルティスユース

 寒川は細かい指示と激励を飛ばすGK81谷山英悟(3年)のコーチングも的確で、ゴール前まで持ち込まれてもDF2内野悠太郎(3年)とDF19下川晴路(2年)のCBコンビを中心に粘り強く対応していく。前半10分には中盤でセカンドボールを拾ったMF2井上斗希(2年)が宮川とスイッチして左に展開。ハイサイドまで持ち込んだFW11乃一悟生(3年)に中へのボールを入れられたが、FW13長村嶺央(2年)のシュートはミートせず。「CKを含め危ないシーンが何本もあって、立ち上がりに失点していたら100点ぐらいいかれていた」と岡田監督が振り返る通り、苦しい序盤を乗り切ったことが寒川の自信に繋がったことは間違いない。

 対する徳島ユースは、34分にDF22宮村璃玖(2年)が上げたクロスの折り返しを長村が狙うなど決定機を作りながらも前半は無得点。原因について、DF5武田絢都(3年)はこう口にする。「引いてくる相手に対して、決めきらないといけないし、どうやって攻めるかのアイデアをチームとして共有できていなくて、停滞してしまった」。

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