はたして試合は早々にFC今治U-18の策が功を奏する。9分、右サイドでボールを回収した彼らはポゼッションの後に10永易がギアを一気に上げる縦へ付けるパスを供給。これを半身で受けた16森實は反転しながら相手DFをかわしニアサイドを狙った強烈な右足シュート。これが見事に決まって「相手が集中しきる前に取る」チームコンセプトを完遂する形で今治U-18が先制を果たした。

 歓喜に沸くFC今治U-18ベンチ。しかし、その30秒後に歓喜は逆サイドに変わる。10分、愛媛FCU-18はキックオフからのボールを運び16俵が周囲の上りを待ってのラストパス。このボールを走りながら受けた20青木がPA左から左足を振り抜き同点ゴールをゲット。瞬時に流れを引き戻す。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 四国
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