さらに勝ち越しゴールを狙いポゼッション率を高める愛媛FCU-18。が、ここで光ったのはFC今治U-18の賢さである。学業専念のため、この試合がチームラストマッチとなった6片上を7川井をはじめ周囲が献身的にサポート。後半に入ると18ダボの位置を右に張り出させるなど、ベンチも采配でピッチ上をアシストした。

 対する愛媛FCU-18は5島が終盤にオーバーラップを仕掛け、途中出場のFW34玉城千也(1年)も再三ドリブル突破を図るるなど攻勢を強めるも「みんなの動きがよくなかった」と4大﨑も悔いたように前半の6本に対し後半のシュートは3本のみ。最後は退場者も出してしまうなど終始リズムが合わなかった愛媛FCU-18は、激闘を演じたFC今治U-18からゴールを奪えぬままタイムアップの笛を聞いた。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 四国
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