日大藤沢 vs 三浦学苑

 39分にも主将のMF宮澤朋哉(3年)が、CB岩坪瑛太(3年)の完ぺきなスルーパスに抜け出し、3点目を蹴り込んだ。

 三浦学苑は主将の古谷吏や関根徒(ともに3年)の両MFを経由し、外にボールを持ち出しては時折、鋭いアタックを仕掛けた。古谷が前半10分に左22メートルのFKを直接狙ったが、GKの好セーブに阻まれ、30分には古谷の左CKからCB西川王雅(3年)がファーサイドで合わせたものの、右ポストに嫌われた。

 それでもアディショナルタイムに右CKを獲得し、関根の蹴ったボールが混戦となり、CB関本結樹(3年)がこぼれ球を押し込み、1点を返して前半が終了した。

 昨年度の全国高校選手権の登録メンバー6人を擁する日大藤沢は、後半に入っても主導権を握り、MF岩内類(3年)のサイドアタックや酒匂の攻撃参加などで得点チャンスをつくった。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会神奈川予選
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